3種のマテリアルと屋根形が混在する家

花巻の旧国道4号線から少し入ったところにある、少し高台の土地。
2Fの寝室からはSL銀河が走るのを間近に見られる。施主様が銀河鉄道のマニアというわけではないが。。。
設計するにあたり私はケガで松葉杖状態だったので当時在宅ワーカーだった。動けずヒマを持て余し4Plan図面を描き提案した。
今思えば、今までで一番時間をかけて設計できた気がする。
そのおかげで提案したPlanをほぼそのまま採用して頂き嬉しかったのをよく覚えている。怪我の功名とはよく言ったものだ。
エピソードはさておき、とにかく素材にこだわった。玄関はモルタル仕上げに、ウッドのベンチ、アイアンハンガーパイプ、輸入建具、天然石、木製外壁、トグルスイッチ、アイアン手すりets…個性を全面に出した外観は3種類の外壁と屋根が混在するファサードで独特の存在感を醸し出す。
私的には特に玄関が好きな空間です。
施主様を紹介して頂いた友人が、いずれ訪れるであろうことを想像しながら、感想を待つことにしよう。

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用途:個人住宅
竣工:2020年11月
構造:木造
階数:地上2階
敷地面積:255.80㎡
延床面積(住宅):109.30㎡
C値:0.2㎠/㎡

設計:b.h.e.p architect studio
施工:べすとほうむEP
撮影:tawawa studio

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