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良い断熱材とは?
断熱の正体は「空気を動かさない」こと
断熱材の役割は、熱を遮断するというよりも、内部に含まれる空気を安定させ、熱の移動を抑えることにあります。そのため、断熱材が圧縮されたり、隙間が生じたりすると、内部の空気が動き、計算上の性能は大きく損なわれます。素材そのものだけでなく、形状の安定性も重要な判断基準です。
もう一つ見落とされがちなのが「透湿抵抗」、つまり湿気に対する性質です。断熱材が湿気を多く含むと、断熱性能が低下するだけでなく、劣化や結露の原因にもなります。吸水実験などで湿気の影響を確認すると、断熱材ごとの性能差が明確に表れます。
良い断熱材とは、数値が良いだけでなく、施工後も安定して性能を維持できる素材です。熱・空気・湿気への向き合い方まで含めて見ることで、本当に価値のある断熱材を見極めることができます。












